こんにちは
藤井寺市 みはら歯科 院長の三原一澄です
先日探偵ナイトスクープをみていると
ろうそくを吹き消せな方が出ておられました
ろうそくを吹き消せない原因を考えてみると
じつは口腔機能がうまく獲得できていないという問題が隠れています
吹くために唇をとがらせることが出来ない
舌が前に出てきてしまい息が前に出るのを邪魔している
などがあげられます
今春行われた改定で新たに
「口腔機能発達不全症」と「口腔機能低下症」保険病名として取り入れられました
「口腔機能発達不全症」と「口腔機能低下症」ですが、聞き慣れない言葉だと思います
歯科で行う管理では、むし歯と歯周病を中心とした管理となっています
が近年、発達期の小児や、高齢者の口腔機能低下に対する評価や管理についての考え方が示されてました
「口腔機能発達不全症」とは
{食べる機能」、「話す機能」、その他の機能が十分に発達していないか、正常に機能獲得ができておらず、明らかな摂食機能障害の原因疾患がなく、口腔機能の定型発達において個人因子あるいは環境因子に専門的関与が必要な状態をいいます。
食べる機能 話す機能、その他の機能の
評価項目があり
15歳未満で咀嚼機能を含む
2項目以上に該当する場合に「口腔機能発達不全症」と診断されます。
1.食べる
〇咀嚼機能
・歯の萌出に遅れがある
・機能的因子による歯列・咬合の異常がある
・咀嚼に影響するう蝕がある
・強く咬みしめられない
・咀嚼時間が長すぎる、短すぎる
・偏咀嚼がある
〇嚥下機能
・舌の突出(乳児嚥下の残存)がみられる(離乳完了後)
〇食行動
・哺乳量・食べる量、回数が多すぎたり少なすぎたりムラがある等
2.話す
〇 構音機能
・構音に障害がある(音の置換、省略、歪み等がある)
・口唇の閉鎖不全がある(安静時に口唇閉鎖を認めない)
・口腔習癖がある
・舌小帯に異常がある
3.その他
〇栄養 (体格)
・やせ、または肥満である
〇その他
・口呼吸がある
・口蓋扁桃等に肥大がある
・睡眠時のいびきがある
口腔機能発達不全症に関して、衛生士2名が勉強会に参加し勉強してきました。
みはら歯科でも取り組みをおこなっております。気になる症状がございましたら、お気軽にお問合せください。