藤井寺市の歯医者 みはら歯科 女性歯科医師の丁寧な診療で評判

赤ちゃんの歯を守る

赤ちゃんの虫歯予防の3大ポイントは
①虫歯菌の感染を減らす。
生まれてきた赤ちゃんの口の中には虫歯菌がいません。虫歯は、周囲の人からもらった虫歯菌によって起きるのです。
成長するなかで誰しも感染はしますが、感染をなるべく少なく抑えていくと、虫歯のコントロールがその後とても楽になります。

②歯磨きで虫歯菌を追い出す。
はじめて下の前歯が生え始めたら、寝かせた姿勢で口の中をそっと覗いたり、口の周りに触れたりして、歯磨きのための口慣らしを始めましょう。
上の前歯が生えてきたら、仕上げ磨きを始めます。お母さん、お父さんも小さな口の歯磨きに慣れていきましょう。

③歯をフッ素で丈夫にする。
多かれ少なかれ、虫歯菌は赤ちゃんの口に感染するもの。そこでフッ素を使って赤ちゃんの歯を硬く丈夫にしてあげましょう。
フッ素には、溶けかかった歯を補修する働きもあります。歯が生えたらすぐに使い始めましょう。

フッ素は、有効濃度0.05ppm〜0.1ppmというごく微量が口の中に長くとどまっていると効果を発揮します。
赤ちゃんの場合は、ごく少量を継続的に使うのが虫歯予防の効果を上げる重要なポイントです。
歯磨き剤の使用量は、前歯4本が生えている8〜9ヶ月の赤ちゃんなら、1日1回、0.1g程度を寝る前に。歯が増えるにつれて少しずつ量を増やしていきましょう。
この程度のフッ素量なら飲み込んでも大丈夫ですが、もしそれが気になる場合は、唾液に溶けた歯磨き剤の余りをガーゼで吸い取ります。
虫歯になりやすいお子さんの場合、フッ素主体の泡やジェルの歯磨き剤を、仕上げ磨きをしたあとに歯に塗ってあげましょう。

また、歯科医院でのフッ素塗布が大切です。
1歳半検診、3歳児検診や、その他の機会を逃さず、フッ素塗布を積極的に受けましょう。
虫歯のなりやすさに応じて、3〜6ヶ月ごとに歯科医院でフッ素塗布を受けるとさらに安心です。

現在のように、様々な情報が飛び交っていると、赤ちゃんの虫歯予防をいつ頃からすればよいのか、どのようにすればよいのか、と迷う親御さんは多いのではないかと思います。
お子さんの虫歯予防に、熱心なご家庭が増えていて、そのおかげで子供の虫歯は以前に比べて格段に減っています。
ただ一方で、虫歯菌を赤ちゃんにうつさないためにスキンシップを控えたり、甘い物を徹底して我慢させたり、就寝前の仕上げ磨きの出来不出来に一喜一憂したりと、虫歯予防の為に、子育てのストレスが増えているのではないかと心配になってしまうことがあります。
そこで、お子さんの虫歯予防をお母さん、お父さんだけが担うのではなく、その肩の荷を歯科医院で降ろして、プロが持っている虫歯予防のノウハウを使い、一緒にやっていくことが大切なのです。

1番効果があるのは、赤ちゃんに歯が生えてくる前に、お母さん、お父さんが率先して虫歯を治療し、定期的に口をクリーニングして、赤ちゃんへの虫歯の感染を減らすということです。赤ちゃんに虫歯菌が少なければ、お子さんの成長後も、虫歯と格闘するストレスはぐっと減るはずです。
そして、お子さんの歯が生えたら、一緒に歯科医院につれていき、最初は少し口の中を覗いてもらうところから始めたらよいのです。日頃から通うことで、歯科医院の苦手意識を和らげ、歯科医院との間に信頼関係が生まれます。
お母さん、お父さんだけで悩むのではなく、歯科医院と共に進めていくことが赤ちゃんの歯を守ることに繋がるのです。

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